むりなんだい


日が長くなってゆく最近を少し大袈裟に喜んでみたり、嘘をついたりつかれたり、欺かれたり笑ったり。わたしが目を見て話し話されるということができる相手は何人いるのかなあとか考えたりもして、いつのまにか4時間が経った。ソフトクリームがおいしかった。きょうはとても暑い。4月の17℃は、わたしが溶けてしまえるには充分な温度だと思った。
男友達とあそぶ。と言っても、ただそこに座ってお互いの作業(主に春休みの課題とか受験勉強とか)をやりながらだらだらと喋るだけのものだったけれども。 ときどきジュースやアイスを買いに行った。くだらない話をたくさんした。彼は、わたしが目を見て話すことができる数少ない存在だと思う。ずっと友達でいてくれないかなあ。無理かなあ。
「あたしゲイになりたいんだ」「えー」「ゲイになりたいんだ」「そういうこと安易に言うもんじゃないよ」「なりたいんだよ」「ぺこちゃんがいまのこころ(ノーマル)のまま性転換手術とかしたら大丈夫なんじゃない」「あ、そっか」「ファイト!」
あたしは男友達がとても好きで、それは恋愛とは150度ぐらい違うもので、じゃあ30度はなんなんだ。なんなんだろう。なんなんだよ。