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さて、わたしは某トーホク芸術コウカ大学の映像学科に進学することができたのですが、実は不安で不安でいっぱいです。いまわたしの皮膚に針を刺したら、プスッという音と共に不安の血がそれはもうマーライオンの如く。まったく、まったく自信が無いのです。なんで受かったのかもよくわからズ。5月にAO入試の知らせを見たときから直感で受かる気はしてたけど、受かる自信は無かった。
わたし、場違いじゃないだろうか。入学する前からこんな心配をするのもおかしいかもしれないけれど。
映像が好き。写真が好き。撮るのも好き。見るのも好き。PVが好き。映画はあんまり好きじゃなかったけど、ちゃんと劇場で観るようになってから好きになった。ショートムービーが好き。ロートレックが好き。ノーマン・マクラレンが好き。リリイ・シュシュが好き。岩井俊二が好き。音と映像がうまくハマっている映像を見るとどうしようもなくドキドキする。お腹で呼吸する。ドキドキする。でも、動く映像、作ったことない。
そんな女子高生、腐るほどいる。
はいてすてるほどいる。
写真は独学でやったもんだから、未だに露出もマスターできていないし。シャッタースピード・絞り・被写界深度…。わざと見ないふりして避けてきた。でも、露出計が壊れているクラシックカメラから始めたせいか、なんとなくのアレは早い段階で掴めました。最近はオート機能のついているイオスキスばっか使っているからつまらないよう。1番最初に触れた、3ヶ月だけ使わせてもらったミノルタのSRT101が恋しい。あのとき学校をサボりがちだったわたしにとって、あのカメラでピントを合わせる瞬間が世界で一番好きな瞬間だった。見える世界は7割増しでキラキラして見えた。
わたしはそういう初期衝動を、忘れないうちになんとか形に残しておきたい。わたしはとても焦っている。初期衝動はなんであんなに脆くて鋭利でかっこわるくて美しいんだろう。
あとあと、わたしとても絵がヘタなんです。とても芸大生になるような人が描く絵じゃない。ぎゃー

:追記:
あとあとあと、合格発表の次の日にてんこもりの課題が届いたんだyo
英語の課題の量が尋常じゃなかった
映像学科の課題は、作品制作でした。12月までに提出だそうで、作品は何でもいいとのこと。映像でも写真でも彫刻でも絵画でも…。このなかでできるものはやっぱり写真かなー、ということでわたしは写真集を製作しようかと考えています。
しかしなかなか思い浮かばない。ある程度のところまではスルスルと浮かんできて楽しいのですが、そこから詰まる。煮詰まる。う〜んう〜ん状態。わたしの中に浮かぶのは「ふ〜ん。で?それで?結局何なの?」と言われてしまいそうな作品になりかねないものばかりである。
「へやのかどずかん」とか作りたいな〜無謀すぎるかな〜なんだかな〜佐内正文の自費出版のやつみたいなやつ作りたい
深夜になるにつれて文章がどうでもよくなってくる
そしてこの日記を朝に読む→非公開部屋行き
そんなわたしも今年でネット(ぶろぐ)歴7年ですたい

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受かりました。受かると思ってませんでした
地方の芸大です 私立です
これでわたしも美大生です
大学0年生です
ふ・る・え・る!
 
ちなみにこの写真は、わたしが行く予定の大学のフォトスタジオで撮ったもの。8月のオープンキャンパスのときの写真。わたしです。モデル体験みたいなのやってるときです。友達と、お互いカメラ持って向き合って写真撮ってるという構図。このときの写真がいまのプロフィール画像になってるわけです。そのときお友達がいつのまにか撮ってくれていました。かみのけボサボサやん。PENTAXのカメラは大学の方がノリノリで貸してくれました。
このとき熱が38℃あったなんて言っても誰も信じちゃくれません。
死ぬかと思った。

所詮あにゃたはカモなのにゃー


18年間生きてきましたが、ここ一ヶ月、人生で1番現実逃避しまくっています。んもう、毎日お菓子作り。散歩。田園地帯散策。フィルム買い込み。ネット。携帯。読書。昼寝。買い物。勉強時間は今日もゼロ時間で、もうほんとにどうしようもない。仮にも大学受験生、特進学科にいるべき人間でないことは明らか。こういう駄目な人間がひとりでもいるとクラス全体に影響が出てしまうと言われたので(そのときは私のことを指して言ったわけでは無かったけれど) もう、だめだなー って言いつつ思いつつ今日もマーブルパウンドケーキ。日々上達してゆくお菓子作りの腕。あれ?勉強は? 英語の偏差値見た?どうしよーー 国語だけが命綱です。なんとかセンター7割弱を保ってます。
入試が9月12日で、発表が29日
なにこの生殺し期間って思ってたけど、まあ経ってみると短かったですね。そりゃそうか。
あしたの午前10時にホームページ上で発表なんですけど、わたし10時から授業なんですよね50分間。耐えられるかな耐えられるかな耐えられるかな。
受かっている感触もなければ落ちている感触もありません。ほんとに。ぜんぜんわからない。あたしの受けた学科は、なんだかんだ言って倍率は高いほうで、52人受けたうち、30人落とされて22人が受かります。7人の教授は、(言い方は悪いかもしれないけれど)ほかの30人を落としてまで私を入学させたいと思ってくれたのでしょうか。あと10時間経てば分かることですが、これからの10時間はとても長いと思う。気が小さいのう。もっと、ずっしりと構えられる子になりたいな。
映像学科で勉強したい。写真だけじゃなくて、もっといろんな映像の領域を学びたい。片道2時間の通学も朝の早起きも課題制作もアルバイトも全部がんばるから、どうか、受かってますように。
どきどき。ねむれない

1週間のこと


まず、9月7日はわたしの誕生日でした。ああ、いつのまにやらエイティーン。前日の9月6日はマーク模試でいちにちじゅう拘束されていて、そのあと1番仲の良い友人と3ヶ月ぶりに会っていっしょにプチ誕生日会。彼女は9月3日が誕生日で、18才。あたしはその日、17才。数日間だけできる年の差に少し興奮しながら、モーツァルトでケーキセットを頼んだ。おいしかった。受験の話しかしなかったなー。つぎ会えるのはいつだろう。

そして昨日はAO入試でした。
山形駅から出る臨時バスの時間の関係で、私は仙山線の始発に乗ることに。5時半に家を出ましたよ。前日は、面接のときに見せる作品作りをしつつフジテレビのくだらない生放送に倉田君が出ていたのでついつい見てしまってました。夜の倉田君を見逃すわけにはいかなかったのです。オカマに絡まれる倉田君に元気を貰いつつ緊張にまみれつつ2時半就寝→5時起床。ああまさかの2時間半睡眠…

始発の仙山線はとても面白かった。最初はドア横にある小さな2人掛けの席に座っていたのですが、向かいに座る人々がとても、なんていうんだろう、こう、ずっと見ていたくなった!ものすごく撮りたかった。でも勇気でなかった。おバカ。
最初に座ってたのは、いかにもおしゃれカップルってかんじの20代前半くらいの男女だった。おそろいの黒に白の水玉の生地の服を着こなしていた。女はブラウス、男はズボンで。女のほうはネネットのバックを持っていた。男は刈り上げの髪の毛。男女は最後まで目を合わせないで、落合駅で降りてった。
その何秒か後に、同じく落合から乗ってきた金髪の女が向かいの席に座った。金髪といっても結構なプリンで、上はスエットで、サンダルはキティちゃんのやつ。ヤンキーがよく履いてるやつ。ずっと左ナナメしたを見ていた。「わたし、人生に疲れてます」って顔に書いてあった。結構整った顔立ちをしていた。こんな朝早い始発に乗って、彼女はどこへ行くんだろう。彼女がどの駅で降りたかは覚えていない。たぶんもう会うこともない。どんな声をしているのかだけ知りたかった。

家を出る→クルマで20分→地下鉄で10分→仙山線で1時間半→バスで30分→到着 という長旅でした。山形駅のコンビニで眠眠打破買って飲んだ。初めて飲んだ。激マズー!って叫んで大学の前で飲んだ。もうほんと存在がごめんなさいレヴェル

AO入試の内容については書くか迷いどころ。たぶんぜったい長くなる。書く気になったら、この記事の追記として書きますね。AO入試自体はとても楽しかったです。面接終わったあとは「落ちる」って確信したけど。
そんでもってあさってから期末テストなのに燃え尽き症候群で今日いちにちを無駄にすごしてしまった。バカァ。あしたは学校いちばんのりで行って勉強したい。ねむくない。

この写真何回使うんだろう


例えば、「つばきがきれいに咲きました。」その一言の、ただそれだけのメッセージを伝えるためだけの手段。そうだなあ結局は手段なんだなあ。きれいな景色がそこにあったら写真におさめて好きなひとに見せてあげたいと思う。たぶん共感してほしいとかじゃなくって、ただ一緒に見て欲しいんだと思う。共感より共鳴がほしいんだと思う。そして「こんどは一緒に見れたらいいね」って言ってほしいだけなんだと思う。その一瞬の、心臓が浮くような感覚を得るためだけに写真撮ってるのかもって思ってしまうときがあって、でもそんなわけなくて、とりあえずいまわたしはすごくすごく混乱していて、iTunesくるりのハローグッバイを流していて、歩きたいのに雨が降っているって歌ってる。この曲、学校の帰り道にノボリザカを自転車で登りながらよく聞きます。のどがつまって苦しくなる。こんな夜はどうしたらいいんだろう。あと20分で17才のわたしは死んでしまうのになんもできなくて、とりあえず写真切ってる。あ、つぎ惑星づくり流れてきたーーーしかもLIVE ver. しらんがなーーーーーーー しらんがなーーーーー 
お誕生日がどうでもよくなるのは何才からですか